2601人が本棚に入れています
本棚に追加
「なっななな……なぁなななな~!!?」
「いきなりDJオズ○って、
なんだそのノリ……古っ。」
「違うわ!驚いてあわあわしてたの!」
「うわ~。」と、若干身を引いた光輝に、
隼人は思わず怒鳴った。
というか『あわあわ』って?
「あのなぁ、特待生は……」
「そこ、うるせえ。」
「あ、すいません。
……特待生ってのは、
貴族、軍人、政治家とかの子供だったり、
ただ単に成績がいい、素行がいいだけじゃ
もらえないクラスなんだよ。」
一度先生に注意されるも、
隼人はめげずに小声で続けた。
「へぇ……」
「反応薄っ!もっとなんかあるだろ!?」
「特待生がこの組に……
来る~────。」
「そこはテンション上げてって。」
棒読みしたみたいなモノマネに、
隼人は弱々しく笑みを浮かべた。
最初のコメントを投稿しよう!