【第四章】不安と幸せ…過去と現実

20/20
前へ
/404ページ
次へ
『俺が…俺が』 『何?』 『ダメだ…俺も涼子を傷つけたうちの一人だから…俺が言える事じゃない…』 『なんて言いたかったの?』 『いっぱい笑わせてあげたいし、病気とも一緒に闘って、いろんな所に一緒に行きたい………』 『お願いします…涼は…俊ちゃんに傷つけられたって思ってないから…ただこれからは人の気持ちを考えれる人になってほしい…それだけ』 『ありがとう………やっぱり俺は涼子が好きだ………返事とかいらない。好きでいさせてください』 俊ちゃんの事をもう一度信じてみよう… “私はあなたをもう一度信じる” そう心に誓った そして 前のように彼と逢う回数は増えていった。
/404ページ

最初のコメントを投稿しよう!

984人が本棚に入れています
本棚に追加