~第一章~ …激突、そして和解

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??「……どうした…『霊夢』……ボソ」 本当に小さな声で男が囁いた。 「わぁぁあぁ!」 バシャバシャ! 慌てて転びそうになりながらも、なんとか後ずさった。 顔が赤くなっていくのがわかる。 魔理沙「お、おい…霊夢?」 アリス「ちょ、どうしたの!?顔が真っ赤よ?」 い、言わないで…… 余計に恥ずかしくなる… 「ぁ…あぅ…」 もう情けない声しかでない…。 ??「…ふっ」 すると男がクスリと、 確かに微笑んだ。 「っ…ぅああ…!!」 な、名前を呼ばれただけなのに…なんでこんなに恥ずかしいの…!? 魔理沙「霊夢!?ど、どうした!?」 アリス「ちょ、えぇ…!?」 二人が疲れか痛みか、悶えている私に狼狽えながらゆっくり近づいて来る。 そして二人が隣に来た時、男が痛みに顔をしかめながら口を開いた。 ??「少し……聞きたい…事がある… 此処は…異世界なんだな…?」 男の、いや…彼の声は震えていた。 アリス「…えぇ、少なくともあなたの居た世界ではないわね」 アリスは少し警戒してるみたいね…仕方ないことだけど… 魔理沙「此処は幻想郷。人と妖怪が共存してるところだぜ…」 魔理沙に至っては懐に手を入れている。   ??「では……異能の力を…持つ…奴らも…多い…のか?」 「え、えぇ。不老不死だったり、時間を止めたり、何でも有りよ」 まだ顔が熱いけど大丈夫でしょう…多分…きっと…! アリス「ちょっと霊夢、顔が真っk「わぁぁあ!」…何でもないわ」 ??「く…くく…ははは…」 彼が乾いた笑みを浮かべた。 魔理沙「なんだ…どうした?」 ??「魔理沙、と…言ったか…」 魔理沙「お、おぅ…なんだ?」 彼が魔理沙を方を向き、ポツリと呟く。 ??「済まない……許されるとは……思っていない…」 頭を下げ、彼が謝った。 魔理沙「えっ…ちょっと、待てって…」 ??「アリス…とやらも…この前は…済まなかった…」 頭をあげ、アリスに、申し訳なさそうに謝った。 アリス「えっ、そんないいわよ…」 二人を見ながら…彼は自嘲気味に言う。 ??「杞憂だったと……いうことか…全く、俺は…愚かしい…にも……程が…あるな… それと… 済まない…迷惑を…かけ…」 フラッ… 彼の紅い眼が閉じられ、ゆっくりと、前に倒れた。 ・
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