~第一章~ …激突、そして和解

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  「…何故、お前はオレを狙う」 凜とした声。 顔はフードと髪でよく見えないが、時折隙間から見える紅き瞳はこちらを見据えているのがわかる。 「はっ!…自分の胸に聞けばいいだ、ろっ!!」 魔理沙はそう鼻で笑うと男に向け、大量の星形弾を放つ。 色鮮やかに煌めく星達が迫る中、男は 「それが…『答』、か…」 紅い目を光らせ、ひどく残念そうに、嬉しそうにただ笑っていた。 ドサッ…! 不意に音がする。男は目を開け、音の元を見る。 「はぁ…はぁ…!なんで……破れないんだっ…!!」 膝をつき倒れたのは魔理沙。 その魔理沙を閉じ込めるようにして紫色の結界が張られている。 「無駄だ。そんな星屑では打ち破れん」 男は魔理沙の周囲に結界を張った後、何をするでもなくただ立っていた。 「星屑だと!?そうか、なら……」 そう言うと魔理沙は顔を上げ、男を睨みつける。 そして不意に…ニカッと笑った。 「なら、これでどうだっ!!!」 両手をつきだして。 「っ…!?」 男は悪寒を感じとり、横へ…跳んだ。 それとほぼ同時に、魔理沙は高らかに宣言する。 ・
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