もう一つの世界

日常から非日常へ

――季節は春

太陽の日差しを受けながら俺は学校の帰り道を歩いていた。

すると、目の前には大股で真っ直ぐ歩いてくる大男。

｢お前が“凪 神夜”だな？｣

予想通り大男が俺に話しかけてきた。

俺の容姿は結構目立つ為、この男が探していた俺に迷わず声を掛けたんだろう。

左眼に黒い眼帯をつけている。
理由は左眼が生れつき眼が金色だからだ。まぁ、髪と右眼は黒だが。

簡単に言うと右眼と左眼は色が違う。 だから眼帯をしている。

｢あぁ 俺が凪 神夜だが何のようだ？｣

｢そうか じゃぁ ちょっと来てもらおうか｣

連れて行かれる理由も分かっているから素直に着いていく。

そして数分後、廃工場のような建物に着いた。