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すると大男は俺に
「着いてこい」
そう一言言い、分厚い金属製の扉を開け、中に入って行った。
面倒だな、と思いながらも中に入ると二十人ほどの男達がいた。
すると一人のハゲが喋りかけてくる。
「久しぶりだな 凪」
初対面じゃないみたいだが、俺にはコイツと会った記憶がない。
多分忘れているだけだと思う。
「うーん、お前誰?」
見た目は同じ歳ぐらいのツルピカ頭の男に言う俺。
ちなみに俺は十六歳で高校一年生だ。
「まぁいい お前らかかれぇ!!!」
すると他の奴らがかかってきた。
ほぼ毎日こんな事を経験している。
喧嘩を売られて勝ち、次は人数を増やしてやってくる。
まぁ、喧嘩は嫌いじゃないし、暇つぶしにもなるから相手をしている。
そして二分後
俺の周りには男達がボロボロになって平伏せていた。
もちろんハゲと大男も倒れている。
「……弱すぎ、ほっといて帰ろうか」
俺は倒れている男達に捨て台詞を吐き、倉庫をでた。
「最近面白い事ねぇな……喧嘩も飽きてきたし」
現実に嫌気を抱きながら家へ向かっていると足元に黒い落とし穴が出き、俺は落ちていった。
「なんじゃこれぇぇぇ!!!!!」
俺は終わりの見えない穴に落ちていった。
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