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「光!!」
彼の声にはっとして、ベッドから起き上がりドアに向かう。
身体がダルくて、なかなか前に進まない。
気を抜くと膝から床に崩れ落ちそうだ。
それでもやっとドアに辿り着いて、開けようとした手を後ろから掴まれた。
足から力が抜けて、その場に座り込む。
「残念だったね、光。もう二度と俺から逃げられるチャンスなんてないよ。お前は一生、俺だけの物だ」
振り返ると、彼が意地悪く笑っている。
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