第2章

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俺らのバンドは卒業試験である 公開オーディションで 大手プロダクションに スカウトされた 次の年、俺らの デビューが決定した 初めての仕事 初めてのマネージャー レコーディング… プロモーション撮影… CD化… 初めて東京に来たときよりも 胸が高鳴った……… 俺らデビューするんだ……! 大手プロの強力な バックアップもあり おかげでデビュー曲は 初登場15位という 結果が残った(微妙か?) ただ一つ心残りなのは そのデビュー曲が他の人が 作ったものだってこと 俺は自分達の気持ちを 自分の言葉でメロディーで 世界中に伝えたかった 「次の曲は俺らで作ろうぜ!」 ギターのシュンが言った 「賛成!もっと熱くなろう!」 「さんせーい!」 ベースのエイタも ドラムのナオトも 同じ気持ちだった―… 俺達は曲づくりを始めた _
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