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俺はちょっと混乱した。
何が悪いってわけじゃねえけど・・・。
「恥ずかしくね?」
「だって、自分の家なのよ。どうしようが勝手でしょ。貴方だって好きにトイレに行くでしょ?」
モモコは勝ち誇った顔だ。
「好きにって・・・、まあ大の時は全裸が好きかなぁ。」
俺の短所、頭に浮かんだことをすぐに喋ってしまう、追加。
「!!変態ね!!」
モモコは両手で自分を抱きしめながら、ベッドの角に避けた。
俺、害虫ですか。
でも、ここまでやられたら、俺だって黙っちゃいない!
「トイレの戸を開けっぱなしだって、十分変態だろ?」
「閉所恐怖症かもしれないじゃない?」
「そうなのか?」
「違うわよ!」
「なら変態だ!」
「なによ!全裸のくせに!」
「はん、トイレで全裸くらいで驚くな!俺は寝る時も全裸だ!全裸で結構、お前は変態だからな!」
「な、何よ!私だって寝る時も扉を開けっぱなし、電気も付けて寝るのよ!」
「お前、ただの怖がりじゃねえか。変態の上、怖がりなんだな。」
「ウルサイ!怖くなんかない!一人で寝られるわ!この全裸変態!」
ハアハアとお互いに息切れ、しばし休戦。
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