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ラブラブだった日を懐かしく思う日々この頃…。
ため息を何度もしながら音楽室から校庭を見つめるアタシ
「何考えてんだろ…」
「アンタが何考えてんだ」
ゴンッ
「いったぁー💥容赦ナシにリナは殴りすぎだよ」
「大好きな彼氏サン見つめ過ぎ!もう練習するってよ」
「……うん」
アタシには付き合ってもうすぐ5ヵ月の彼氏コウジがいる
もうラブラブでしょうがないっていう程アツアツだったアタシ達だったけど――
アタシには最近悩みが一つ出来てしまった…
“冷たい”
アタシが深く悩むほどに冷たくなった
いくら聞いてみても…
「さぁ」
「うん」
「忙しいから」
ばっかり
そんなある日リナに気分転換に遊びに行こうと誘われた
みんなが言うには最近のアタシは顔が怖い
目にクマなんか出ちゃって
暗い顔してるのは自分でもわかってる
まぁたまには遊ぶのもいいかなと思い…
だが
アタシは今でも行かなきゃよかったと後悔してる
あるアクセサリー屋でアタシはコウジを見た
笑ってる…
久々に見たあのつられて一緒に笑いそうなコウジの笑顔…
だけどコウジの傍には彼女のアタシじゃなくて別の子が一緒に笑ってた
コウジの幼なじみ―ユカ
「…コ…コウジ…?」
だけどアタシの声は小さかったのかこの声はコウジには届かなかった…
「ちょ…ちょっと!ミキの彼氏なのになにやって…っ」
「いいの!」
「なんで!?」
「……いいの…」
ダッ
アタシは走ってその場を去った
コウジを見た時ユカがこっちを睨んでいたのが見えた気がする…
「アレさっきミキみたいなヤツいなかったっけ?ユカ見た?」
「…ううん見てないよ?それよりコレ似合うかなぁ!?カワイくない?」
「あ、あぁ…そうだな」
「ミキ待ってよ!!明日でも逢って話した方がいいよ」
「…もう…いいの」
「でもメールぐらいした方が…」
「うん…考えておく…」
その日アタシはコウジにメールしてみた
[ やっほーv(^O^)v
久々のメールだねぇ♪
そういえばたまたま今日
コウジ見たんだケドぉー
何してたの?(^_<)☆
コウジがあんな店行かな
いからさぁー(^^;
返事待ってまぁす(ο ̄▽ ̄)ノ]
「変なメール…」
無理に明るく振る舞うってつらいんだなと思った
そう思いながらも送った―
一時間経過
返事は来ない
それでもアタシは待った…
泣きながら待った……
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