第一章 13年前

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13年前 この小さな港で事件は起きた。 それは台風が直撃していた時、武と仲間は海に出ていた。 朝の天候は霧 大丈夫だろうと誰もが言っていた。 けれども事件は起こった…。 海は荒れ狂う その中に一隻の船 まるで海で踊っているようだ。 その頃 お腹の大きな愛が心配しながら帰りを待っていた。 あと、ちょっとで産まれる赤ちゃん。 もう名前は決まっていた。 台風の風は強く 海は荒れ狂う 男たちは海で戦っていた。 必死になっていた。 だが、船が横波に押されて転覆 武は 海に投げ出された。 強い波が襲う。 黒い水のカタマリが武を捕まえ船から引き離していった。 武は もうダメだと思って身を波に預けた。 黒い水のカタマリは武を守るかのように流れた。 音が だんだん消えていった。 ふと、武が気付いた時には浜に打ち上げられ。 港町の人々に囲まれていた。
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