最低女でも構わない

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私はまた料理の続きをしながらワクワクしていた すると、電話を終えた裕太が台所に入ってきた そのまま棚の上のお皿を取り、私にそれを渡しながら言った 「ごめん」 「え?なんで裕太が謝るの?」 首を傾けながら聞くと裕太は バツの悪そうな顔をした 「さっきの電話…」 「あぁ。愛子でしょ?」 「うん。あずさは気分悪かったかなって」 「そんな事、気にしないで。私は知っててここにいるのよ? 好きになったのは私なんだから裕太がそんな顔しないで」 そう言って私は裕太に笑顔を向けた 裕太はそんな私をぎゅっと抱きしめた 「あずさ…」 裕太がそっと私の唇に自分の唇を重ねた 私はなんの抵抗もせずにそれを受け入れる 触れるようなキスをして唇が離れると裕太は顔を赤くして私を見ていた 「ベッド…行こう?」 にっこりと笑って私がそう言うと裕太はコクンと頷いた
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