抱き枕に抱く淡い思い。

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霧矢 光(キリヤ アキラ)はデパートの寝具コーナーである物を選び考え、唸りをあげていた。 「う~ん……[一体どれが俺の自慰行為と1番良い相性の抱き枕{妄想ではエッチで惜し気もなく谷間をちらつかせてくれる、巨乳で経験豊富な(意味はご想像にお任せ)年上で柔らかな表情を見せる女性}となってくれるのだろうか?]」 そう、抱き枕である。棚一列に並べられた迷うことなき抱き枕である。普通の枕じゃ飽きてしまったらしい(想像にお任せ)。 「わぁ~赤色からピンク色まで経験豊富な色が揃えられているや~」 店員が後ろを通ったのでさりげなく、抱き枕を選ぶ一般客を装う。ちなみに彼の悪い癖は考えている事の一部が口に出てしまうことである。 「……よし!これに決めた!」 家から走って三十分かけてデパートに来て約三分。彼は抱き枕の精算を終え、走って三十分、自分の住む家へ帰宅した。  
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