第二章

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「リウェルさん!」 「リウェル!!」 執務室から出て行ったリウェルは、アークエンジェルに向かっていた。 そこにいたのは、ミリアリアとメイリンだった。 「さっきの放送本当なの!?」 「本当よ」 「じゃあ、アスランさんは…!」 ミリアリアの言葉にリウェルが頷く。 メイリンは顔面蒼白で二人を見ている。 「いつだって、平穏を望まない人がいる。ただそれだけのことよ」 「リウェルさん…」 「アスランは討たないといけない」 「それは本当にリウェルの気持ちなの!?」 ミリアリアの一言が胸に突き刺さる。 リウェルは自嘲した。 迷う必要が無いからだ。
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