あたしのあこがれ

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「セーフ…」 舞とは別々のクラスの為、階段で別れた私は、教室に着くなり机に突っ伏した 「よぉ、真弓。遅かったじゃん?どーせ便所から出れなかったんだろ」 「何だ…千晶か」 「何だとは何だよ、ブス」 朝から、激しく失礼な言葉を掛けてきたのは、 近所に住む いわゆる幼なじみの 上原千晶(ウエハラ チアキ) 「ブスってねぇ…あんたは中学生か?本当に迷惑」 「だってお前ブスじゃん」 こいつに構うの、止めた 「一限目は、古文……ん?」 机の中に何かがあるのに気付いて、奥まで手を突っ込んでみると、 紙の感触 引っ張り出すと、それは… 「おまッ…それ!」 千晶が私から紙を奪った 「ラヴレター…だな」 「ラヴレター…だね」
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