バカ殿のお城

6/8
前へ
/37ページ
次へ
 「囚人の数は、何人じゃ!  すぐに潰してやるぞよ。」 ジイジイさんが、汗を 拭きながら答えた。  「それが・・・十万で  ございます。殿。」 さすがに青ざめるバカ殿さま。  「何だと!何でそんなに  いるのじゃ。」 思い余って、湯飲みを 投げつける。 さすがに今度は、シンさんも 紙一重でかわす。 湯飲みは壁に当たって 砕け散った。 舌打ちするバカ殿さまと ジイジイさん。
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

51人が本棚に入れています
本棚に追加