バカ殿のお城

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 「うーん、やはり六法全書が  面白いな。ふむふむ。」 優雅にお茶を飲みながら、 読書にふけるバカ殿さま。  「こら、きちんと仕事しろ。  この役たたずが。」 傍らで掃除しているシンさんを 怒鳴りつける。 シンさんとは、前将軍様の 右腕であったが、将軍様亡き後 バカ殿一派に職を奪われて しまいました。 シンさんが掃除好きなため、 城中の掃除を1人でやるように 命じられたのでした。 そこにドタドタと足音が 近づいてきます。 ガラッ 「大変でございます!殿。」
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