9月4日

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ーガラッ 音が近付くのを待って準備室の扉を開けた。 すると女子生徒が驚いて立ち止まった。 「藤田さん…廊下は走っちゃいけませんよ」 「わ…若サマ…ごめんなさい!もう誰もいないと思ってたんで…」 「誰もいなくても駄目ですよ。それに氷上君や小野田さんに見つかったら大変です」 「アハハ…そうですね!じゃあ私はこれで。若サマさようなら…」 「…あっ…ちょっと待って下さい!」 「はい?」 「えっと…良かったらコーヒー飲みませんか?」
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