9月4日

6/17
前へ
/17ページ
次へ
僕は2つのビーカーにコーヒーを注ぎながら考えていた。 どうして呼び止めたんだろう? 『コーヒー飲みませんか?』なんて沸かしている最中に生徒に会っても誘った事なんて1度もなかった。 なのにどうして…? 「さ。出来ましたよ」 「ありがとうございます…」 藤田さんはビーカーに注がれたコーヒーをまじまじと見つめている。 そりゃあ予想外だっただろう。 「あの…いつも若サマはこうやって飲んでるんですか?」 「そうです…あっ!火傷しない様にして下さい」 「はい」
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加