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「それ」が私の心の中でこだまする
「それ」が私を救うものであることは間違いないはずなのに
「それ」が私を苦しめる…
「それ」に一体どれだけの力があるのだろう どれほどの意味を持つのだろう…
私は右へ左へ操られる
その跡に残るのは何のカケラ…?
そこには苦しみも悲しみも喜びも安らぎさえも存在する
たった一つの「それ」でしかありえないはずなのに
皆その何かを求めさまよい続ける
いつか手に入れた時 また新しい「何か」に生まれ変わった「それ」は永遠のトキへと姿を変える…。
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