災い

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―ドンッ……………― 月音はその場にしゃがみこんだ 「…………」 何も言えなかった さっきの車がグシャグシャになって倒れている 月音にぶつかりそうになって とっさに方向を変えようとしてガードレールに突っ込んだ あのスピードでは命の保証はできないだろう 『大丈夫か?!』 月音の周りに人が集まってきた 月音はただ呆然とするだけだった
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