初男

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「いい加減にしろよ。」 俊雄は怒っていた。 「口でするから、ね、いいでしょ。」 「俺が嫌いなの?お前にこんなに優しくしてんのに?」 こんなに怖い俊雄は初めてだった。 「もうお前が信じられない。」 俊雄はそういうと、私の手を振り払って立ち去ろうとした。 「違うの!!」 私は、やっぱり俊雄だけは失いたくなかった。 だから本当の事を話すと決めた。
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