初男
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私が生まれ育った町は、徳島の小さな田舎町で、電車も2時間に1本しかない。 私はそんな町が嫌いで、いつも東京に出たいと思っていた。 郵便局員の父は寡黙で、保母の母はとてもおしゃべりだった。 なんの不自由のないこの町を私は疎ましく感じていた。 いつも高校から帰ると笑顔で迎える母と、定時に帰ってくる父、そんな単調な暮らしがとても嫌だった。
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