初男
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俊雄は、いつも私にとって刺激的だった。 「俺、お前を殺したい。今の俺を全て受け入れてくれるお前を俺だけのものにしたい。」 「いいよ。殺して、私は俊雄のもんだよ。」 そう言い、私の胸で俊雄は泣いた。 「このまま大人になって行くのが嫌なんだ。死にたい。」 俊雄がそう言えば、 「私も俊雄と死ぬ」 と言った。 私は俊雄が本当に好きだった。 私を唯一わかってくれる存在だと思った。
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