2825人が本棚に入れています
本棚に追加
「……言えない?
なら、俺すごいヤな男になるよ?例えばさ、嫌がる陽与さんを無理やり犯すとかも出来るからね」
冷たい口調で淡々と話す。
どうして、出逢ったばかりなのにこんなに必死なの……?
「……言わないの?
それとも俺に襲われたいのかな?」
捺斗君は妖しく笑ってから、私の首筋に顔を近付けた。
「……っ!しーちゃんは!しーちゃんは……、私の……、好きな人……だよ」
「えっ?」
「前までここに住んでたの!本田獅季……」
ここまで説明した所でまたキスをされた。
さっきより乱暴で、さっきより深い……
「……っんん!!」
自然と口からは声が漏れる。
やっとの事で捺斗君は口を離した。
「なんでだよっ!!」
余裕のない顔で私を睨む。
最初のコメントを投稿しよう!