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｢何で、好きな奴とかつくってんの……?
……俺は、ずっとあんたの事が好きだったのに!｣
思いがけない告白に頭が混乱する。
｢えっ?待って、捺斗君……｣｢獅季って人どこ行ったの?｣
｢えっ?えっと、アメリカに留学に……｣
そう、つい最近渡米したばかり。
｢いつかえってくんの?｣
何でそんな事聞くんだろう?と思いながらも答える。
｢多分、2年か3年……｣
｢なら……
その間に陽与さんを俺に夢中にさせてあげる｣
自信満々に私に宣戦布告してきた。
｢私、ずっとしーちゃんが好きだよ!｣
｢ｸｽ、そう言ってられるのも今のうち。
絶対陽与は俺の事好きになるよ。そのしーちゃんとやら以上に。俺がいなきゃ生きられないくらいにしてあげる。
……今の俺がそうのようにね｣
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