Nice To Meet You,Too.

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ピーンポーン 玄関でチャイムが鳴り響いて、それが迫る捺斗君を止めてくれた。 「陽与ちゃーん、捺斗くーん!ご飯出来たわよー」 ママの声だ! ここぞ!と言わんばかりに捺斗君を押した。少し顔をしかめたのが、凄く申し訳なく感じた。 「……ごめん、行こ?」 「うん。 でも、逃がす気なんてさらさらないから」 グッと私の手を掴む力を強め、妖艶な笑みで私をみた。 「お口に合うか解らないけれど……」 「ま、ママ……この量……?」 私の前に大量のおかずが並んでいる。 何、ここはホテルのバイキングですか?信じられない……。パパの誕生日よりも豪華なんじゃない?何してんの、ママ…… 「美味しいです」 それを満面の笑みで食しながら、ママに感想を述べる捺斗君。 「キャッ!ママ嬉しいわぁ!どんどん食べてね!」 ママ……。いいとしこいて、キャッとかほんと勘弁して下さい……  
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