Nice To Meet You.

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それは昔々の出来事。 「えーん」 それはまだ私が8歳だった頃。 街中で見つけた黄色のラベルをランドセルにはっつけた、泣いてる男の子。 だけど、周りの人は何にもしてあげず、見てみぬフリをするか憐れんだ目をするかだけ。 そんな中、私は意を決して話しかけた。 「どしたの?大丈夫?」 だけど返ってきたのは意外な答え。 「……おねいちゃんだぁれ?」 答えと同時に上げた顔は、目を見張る程の綺麗な顔だった。  
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