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「部長、鈴華ちゃんです。この間入ったばっかりで。」
石田が私を紹介する。
部長…?店長よりもエライ人なのかな。
小さくて浅黒くて、目だけがギラギラしているような、そんな印象を受けた。
「鈴華ちゃんかぁ~、ふ~ん…」
部長と呼ばれた男は、私をじろじろと無遠慮に見た。
「うん、ユウナに似てる。なっ、うん、可愛いよ~」
石田に同意を求めながら、何度も部長は頷いた。
ユウナ…?誰だろう?
「昔居たナンバーワンだよ。実は鈴華って名前も、昔いたナンバーワンの名前なんだよ」
そっと石田が教えてくれた。
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