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「お寿司でいいですよね?」
と聞かれたが、もう行き先は決まっていたようで、答えなくてもお店に案内された。
営業終わってからだからもう夜中の3時くらいなのに、営業しているお店が沢山ある事に少し驚いた。
「さっ、好きなもの頼んで下さいっ!」
湯川と私は、お互い適当にお酒やお寿司を頼んだ。
なかなか湯原は話し出さないので、とりあえず雑談しながら普通に食事を楽しんだ。
食事も落ち着いた頃、湯川は切り出した。
「鈴華さん、今日どうして呼ばれたか検討付きますか?」
「え…いや全然わかりません…なんだろ、何かやっちゃったかな」
本当に思い浮かばない。
怒られるのかな?何かしたかな?まだ指名ないしな…なんてネガティブな事が頭をぐるぐるした。
「実はですね…」
湯川はにやっと笑って間をためた。
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