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第5章 奇跡の予感
11時もまわると電車で帰られるお客様がバタバタと席を立つのが普通だけど、今日は金曜日。いつもよりも動きがゆっくり。
美佐や高島君をはじめとする常連さんが5組ほど残ってる。その他のお客さんが2組の11名が週末のバータイムを楽しいんでいた。
「だいだい、ヨッシーも美佐ちゃんも何で彼氏がいないの?」
高島君がけっこういい感じで酔って絡んできた。
「居ないといけなって事はないやんか?」
美佐の言う通り!私達は今は仕事が彼氏みたいなものやからね。
「でもや~、二人とも結構綺麗やと思うんやけどな~。俺やったら完璧OKやのに」
「あんたがOKでもあたしらはNOやわ!」
美佐って結構気が強い!だから彼氏が居ないんじゃないかと思う。まぁ、私も変わらんけどね、
「きついなぁ~美佐ちゃんは!マスター助けて~。」
「飲め!高島。この辺にはまだまだお前では太刀打ちできんわ」
マスターは高島君を慰めながらこっちに来た。
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