■今後、解説予定の名言の数々

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■吉田松陰編■ -名言1- 「僕は去年の冬以来、死というものが大いにわかった。死は好むべきものにあらず、同時に悪むべきものでもない。やるだけのことをやったあと心が安んずるものだが、そこがすなわち死所だ、ということである。さらにいまの私の心境は死して不朽の見込みあらばいつでも死んでいい。生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし。」 江戸獄中 高杉晋作への手紙 -名言2- 「どの人間の生にも春夏秋冬はある」 -名言3- 「用士は士を用ふるにて、此の篇、上家老よりして群臣に至るまで、その中にて賢才を目きき挙げ用ふるの法を言ふ。士を挙げ用ふること主将たる人の上にての急務なり。如何となれば、主は何程才能ありても賢才集まらざれば治には国を治め民を安んずること能はず。乱には戦へば必ず勝ち、攻むれば必ず取り、国威を天下に振ひ、大業を後代に垂るること能はざるものなり。後醍醐天皇、中興の大業を成し給ふは、大塔ノ宮をはじめ新田、楠、名和、赤松などの名将多く集まればなり。漢の高祖帝王の業を創め給ふは、張良、蕭何、韓信などの如き賢才多く集まればなり。」 -名言4- 「大事には大人物を用いよ。小事には小人物をあてよ。それが適材適所というものである。」 -名言5- 「武士というものは殿さまより知行をもらい百姓どもに養われているものである。」 -名言6- 「匹夫匹婦といえども、事にのぞんでは責任をとり、自殺する。しかしながら大丈夫というものは死を重んずるものだ。」 -名言7- 「丈夫見ル所アリ  決意シテ之ヲ為ス  富岳崩ルルト雖モ  刀水竭ルルト雖モ  亦誰カ之ヲ移シ易ヘンヤ」 -名言8- 「身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも留め置かまし大和魂」 ■西郷隆盛編■ -名言1- 「わしはここにきてはじめて西郷というひとに接するを得た。この不思議な人に一日接すれば一日の愛が生じ、三日接すれば三日の愛が生ず。ついに親愛日に加わっていまは去ることができぬ。こうなった以上、善も悪も生死を共にするつもりじゃ。」 豊前中津藩士 増田宋太郎 -名言2- 「敬天愛人」 -名言3- 「命も要らず、官位も金も要らぬ人は、始末にこまるものなり。この始末にこまる人ならでは艱難を共にして国家の大業は成し得られぬものなり。」
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