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タクシーで家に着く前、僕は疲れからか眠ってしまった。
「大津さん。わざわざすいません。ホラッ、和久ったら!」
「大丈夫だって……」
佑美は心配そうに僕の肩を持ち部屋へと運んだ。
「じゃあ、俺は失礼します」
「大津~一緒に飲むんだろ!上がれよ」
「ちょっと静かにしてよ。優太が起きるじゃない」
「そうだ!優太ぁ~優太はどこだ?大津、優太の顔を見ていけ。俺に似て可愛いぞ」
「また今度な。じゃ、佑美さん。あとはお願いします」
「本当にご迷惑かけました」
「コラァ~逃げるな~大津~」
「うるさい!静かにして!」
佑美は僕を睨み付けた。
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