消滅

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部屋に戻った龍平は、ベッドにくるまって震える 「おの大川って奴………、何者なんだ?」 そう呟くのと看護士が薬を持ちはいるのとは同時だった 一瞬聞かれたかとも思った龍平だが、体調が悪いのか訪ねてきた事からバレてない事を悟る 「昼の食事ですよ、しっかり食べて元気になってくださいね」 「はい、ありがとうございます」 看護士は、食事を置いたらその場に立てって動かない 食事を食べるのを監視するかの様に見入る姿に冷や汗を垂らす 「看護士………さん?」 「あっ、私の事は気にしないでくださいね」 「はぁ………あの、今食欲が無いので少ししたら食べようと思います 朝食べたのがまだ残ってるみた」 「食べろ」 「………はい?」 「いいから早く食べろ」
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