PROLOGUE

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  「…みや…び?…りゅうが…。…ゆ…う?ら…い…と?…るー…?…あか…つき…?」 これは…夢? でも、痛みも、ある。目の前の光景も、ハッキリしている。 ただ、頭だけがボンヤリして目の前の光景がハッキリしすぎて… …気持ち悪い…。 自分が何を言っているのかも、何をしているのかもわからない。 ただ、みんなに触れた自分の手を見れば真っ赤で。 辺りの地面も、とにかく真っ赤だった。 「ねぇ…?みんな?」 呼びかけても、床に転がっている6人の人間はピクリとも動かなかった。  
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