始まりの朝

8/14
前へ
/355ページ
次へ
‐‐‐‐‐‐‐ †恋夏Side† 光桜学園高等部、3‐Aの教室には、神妙な面持ちをしている1人の少女が居た。 「……ハァ」 机に頬杖をつきながらた彼女はため息をはく。 彼女の綺麗な黒髪が揺れる。 この少女こそが、晴飛の親友 【青山 恋夏】である。 「恋夏、れ~ん~げ~!」 恋夏の目の前で晴飛と恋夏の友達【倉橋 水樹(クラハシ ミズキ)】が恋夏に向かって必死に話しかけている。 だが、肝心の恋夏は無反応。 それもそのはず。 今の彼女は、親友の晴飛の事で頭がいっぱいなのだ。  
/355ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1557人が本棚に入れています
本棚に追加