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真菜「はい…」
二人は挨拶すると、その足で部室に向かった。
グランドでは新メンバー達がそれぞれ個々に練習していて、良く見るとその中に大翔と後輩の翔太の姿、翔太はそらに気付くと走り寄ってきて挨拶をした
翔太「1年くらいぶりです森崎先輩、俺…着ちゃいました…」
そらもあの真面目そうな翔太は覚えている、だから
そら「翔太君…いらっしゃい…ようこそ青葉学園サッカー部へ」
そう言って笑みを返した、すると大翔が走ってくる姿…そらはきっと何も知らせなかった事を怒る、そう思いながら対面したが
大翔「何だ、元気じゃん良かったな…そら」
まるで他人事の様な口振りで返してくる、まさに聡美が教えてくれた通りの態度、真菜がすぐに口を挿み
真菜「あんたね‼何それ?そらの事心配じゃないの?二日も休んでるのよ?」
大翔「良いじゃんか元気なんだからそんなに怒るなよ美原…なっ、そら?」
殴りたかった、そらは優しい言葉の一つくらい期待していた…
だが…
今の大翔の言い様は、まるでそらが勝手に惚れたみたいな口調に似ている…
その態度から身勝手な感じにも取れた
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