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そんな顔しないで、大翔…何で初対面で笑うの、何でキスされて顔が綻ぶのよ…
嫌っ‼
あの夜にした事は…あれは何だったの?遊び?それとも興味本位だっただけ?
私の目の前でそんな事されて何で拒否しない訳?
解らない…解らないよ大翔の本音が…何で平気でいられるのよ
不安が…
大翔の心が…
あの夜が…
全てまがい物に思えてしまって、私は教室を飛び出してしまった…
「お、おい森崎…⁉」
担任の制止も聞かずに…
同じタイミングでその光景を見た真菜が慌ててそらの後を追う…飛び出し際真菜は大翔に大声で
真菜「このバカ‼そらの気持ち考えろ‼八神‼」
そう言い、鬼の形相で大翔のところへ行くと、その頬を思いっきり叩いて、再びそらを追って教室を飛び出した…
大翔「なんだよ、たかが挨拶のキスくらいで…」
リアナ「私、何か悪い事したかしら…?」
大翔「大丈夫、勝手に勘違いしただけだから心配ない、後で言っとくから気にしないでよ、リアナちゃん」
そう結論付けるとリアナを席に案内して、大翔も自分の席に座って何もなかった様に話し始めた。
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