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嫌っ‼
嫌っ…‼
何でよ…何で大翔は
何も考えず走っていた、あまりの突然に靴も履かずに昇降口を飛び出して足を止めるそら、その目には涙が流れていた…
暫らく経ってから追いついた真菜に肩を捕まれてハッと振り替えると、無言で真菜に抱きついて溢れんばかりの涙を流し、声を押し殺して泣くそら…
真菜は暫らくそのままそらを抱き締めて落ち着かせようとした。
落ち着きを取り戻すまでどれだけ泣いたろう、解らなかったが一先ずは落ち着いたそら、側にあったベンチに座ると、真菜に語り始めた…
そら「大翔と寝た…クリスマスイブの日の夜…」
真菜「えっ…?それって、そら八神に抱かれたって事よね?」
そら「うん…」
言わなくても解る話し…
真菜「そっか…だからね」
そら「だから、あんな簡単にキスさせるなんて、大翔は本気だったのか解らなくなっちゃった…」
真菜「許せないわ…そらの大事なもの奪ったくせにその軽い態度…いくらアメリカ人のキスは挨拶でも、そんな事関係ないじゃん…」
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