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2時になる頃には雨はすっかりやんでいた。
やっぱり通り雨か―…
ゴン太は、フローリングの上でぐでぇ~としていた。
私がソファーで仰向けに寝転がると、ムクリと起き上がり、その大きな巨体でソファーに乗り、アタシの股の間で寝始めた。
『アンタがそこに来ると涎のせいでお漏らししたみたくなるんだよ』
声をかけると、ゴン太は上目遣いにチラリとアタシを見て『フゥー』と大きな溜め息をついた。
『溜め息をつきたいのはこっちだよ』
仕方ない。
3時になったら、ゴン太の散歩がてら買い物にでも行くか…。
と一眠りする。
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