セキララ片想い

何も感じないフリをするために

友達と、前に片思いしてた彼とみんなで遊びに行ったとき、その景色に私は不意に寂しくなって、
全部知りたい スキなヒトのこと。と言った。
寂しい、私たちが出会わなかった間の時間、あなたはいろんな経験をして、いろんなものを見て、笑って、泣いて、遊んで、それに関われなかった私が悲しい、と。

俺は全部知らなくてもいい。全部知る必要はないから。

彼は秘密主義者だった。いつも大事なことを隠した、その度に私は何度もどんどんしつこく聞いたけど、最後には、嫌いになるよ。と言われていつも黙るしかなくなった。
私はただどうしようもなく知りたがりで、彼はどうしようもなく隠したがりだった。