第一話

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俺は急いで窓の鍵を閉め、また階段を降り、革靴を履いて玄関を出た。 「何で俺が玄関を出た先にお前がいるんだ?」 「窓から出たからに決まってるじゃろう」 コノヤロォォォォォォォ!!!! 俺はもうコレ無限ループになるんじゃね?というやりとりを何回かし、やっと普通に家から出れた。 「修太がゆっくりしているから遅くなったのう。」 誰のせいだと思ってんだ。チクショウ        ・・ 「時間が無い。アシを用意してくれ。」 「しょうがないのう。」 美羽は指をパチンと鳴らすと空から人が降ってきた。 「何でございますでしょうか、美羽お嬢様?」 どうやら執事の人らしい。燕尾服が微妙に決まっている。 「お主はNO.198じゃな?20秒でアシを用意しろ。」 ナンバーも覚えてるのか・・・流石天才。
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