第1話

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「…ふふっ。それだけ元気なら大丈夫そうですね」 王子様が笑みをこぼして言う。 「あ、はいっ!私なんかの為にお時間割かせてすみませんでした」 私は深々とお辞儀をした。 「いえいえ。では、気を付けて帰って下さいね」 「は、はい!ありがとうございました」 再びお辞儀をして、保健室を去っていく王子様を夢見心地で見送った。 素敵。 親切で、優しくて、格好良くて… これぞまさに、夢にまでみた王子様との運命の出会いっ!? .
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