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「…ふふっ。それだけ元気なら大丈夫そうですね」
王子様が笑みをこぼして言う。
「あ、はいっ!私なんかの為にお時間割かせてすみませんでした」
私は深々とお辞儀をした。
「いえいえ。では、気を付けて帰って下さいね」
「は、はい!ありがとうございました」
再びお辞儀をして、保健室を去っていく王子様を夢見心地で見送った。
素敵。
親切で、優しくて、格好良くて…
これぞまさに、夢にまでみた王子様との運命の出会いっ!?
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