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「轟沈させるつもりだったのだがのぉ~。ジェシカや、ルシエルを起こしてくれ。」
「分かりました。」
ジェシカはルシエルに近づき、顔面に分厚い辞書を投下した。
「ぐおぉ、鼻が!鼻がぁぁ!!!!」
「静かにせんかい、アホが!」
「すびばせん。(すみません)」
「ぢがぢ、あ゛ざっばら゛がら゛な゛ん゛の゛よ゛う゛でずが?(しかし、朝っぱらからなんの用ですか?)」
しっかり喋りましょう
「お主に久しぶりに任務をしてもらおうと思ってのぉぉ。」
「やだですよ?絶対に任務だけはしませんよ?そんな面倒くさい事、誰がやるもんか!」
速攻で拒否反応を示したルシエルは、ルマハルを睨みつけた。
「お主に拒否権はないぞ?もし拒否続けるならお主を国境の守備隊に左遷するからのぉ。」
「ルシー……諦めなさい。」
「左遷だって!?……分かりましたよ。やりゃ~いいんでしょう?……で、どんな内容なんですか?」
諦めたルシエルは渋々任務内容を聞いた。
「…………………」
「なんですか?その間は?」
「もう一度言うが、拒否ったら左遷じゃぞ?」
「分かりましたから早く言って下さい!!」
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