disc 1 prolog

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「…陽炎の騎士? …頭でも打ったか? やっぱり病院行った方がいいぞ…」 「な…俺は正常だっ! それにそんな哀れみの目でこっちを見るな!」 俺の視線に気付いたライグは必死に俺に訴えかける。 …正直ウザい… ……不幸ってこのことか? 俺は内心そんな事を考えながら、本題を切り出した。 「ライグは何故、こんな場所で倒れていたんだ?」 ライグはその質問を聞いた瞬間、何かを考え始めた… 「いきなり呼び捨てかよ…年上を敬うって事を近頃の若い者は… って、そうだ!俺は奴らから逃げる為に、古代魔法を使って… やっぱ効果もわからずに使うもんじゃねえな… それで、こんな知らん場所に…」
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