disc 1 prolog

2/14
前へ
/74ページ
次へ
とある森の中… 「ハァ、ハァ… しつけぇんだよ!馬鹿野郎!!」 ふだんは静かなその森の中で、悪態をつきながら必死で走る30代位の男と、 「いい加減に諦めたらどうだ? こっちは20人の部隊だ!逃げ切れるわけがなかろう!」 それを追うコートのフードで顔を隠し、性別すらも分からぬ20人もの集団が、森の静寂を妨げていた。 だがそのどちらともが普通では無い。 普通では無い… まずそれがはっきりと分かるのは、この者達のスピードだ。 普通の人間では出せない彼らのスピードは、明らかに彼らが普通では無いことを物語っている。 そしてもう一つ…
/74ページ

最初のコメントを投稿しよう!

60人が本棚に入れています
本棚に追加