60人が本棚に入れています
本棚に追加
「諦めるわけねぇだろ!
業火よ我に仇なす者を灰へと変えよ…
【獄炎の流撃】」
逃げる男は、走りながら振り向き、何かを唱えた。
ゴゴゴゴゴゴ
逃げる男がそう唱えた瞬間、地響きと共に、地中からマグマが吹き出し、津波のようになってフードの集団へと向かう。
「喰らっとけや!!」
男はそう言い放つとまた再び走り出した。
「ふん!甘いわ…
荒れ狂う水よ、水神の怒りを彼の者に…
【水乱・大瀑布】」
迫り来るマグマを見ながら、部隊の先頭にいた人物は、マグマに向かって手を突き出す。
ゴォォォォォ!
巨大な竜巻のように水が渦巻き、マグマとぶつかった。
ドゴォォォォォン!!
巨大な爆発…それによりその場にいた全員が、爆風で地面に押し付けられる。
そう…魔法だ。
その世界の人々は魔法を使う事ができるのだ。
最初のコメントを投稿しよう!