disc 1 prolog

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「はぁ…最後の一言か? そうだな…」 陽炎の騎士は深く考え込むようなポーズを見せる。 「ふん…時間を稼ぐ気か? さっさと言え…そろそろお前を殺してスッキリしたいんでな!」 「…そうだな… もう…いいか… 最後の一言は… あばよ!馬鹿共だ!! 【古代魔法・ディメンジョン ゲート】」 「なっ!逃がすか!」 代表らしき人物は持っていた剣で切りかかるが… 振るった剣は薄皮を一枚斬り、血が空を舞う。 だがすでにそこには、陽炎の騎士の姿は無かった。 「クソォッ! まさか古代魔法を使ってくるとは… まぁいい…どうせろくな場所には転移できまい…」 陽炎の騎士がいなくなった場所には、取り逃がした男の悔しげな声だけが虚しく響いていた。
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