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「ん~!やっと終わったぁ!」
俺はゆっくりと伸びをする。
時間を見ると午後11時をまわるところだった。
「…お疲れさん!ナガレ君!」
「し、詩織さん!?
お疲れ様です!
あと、僕の名前はナガレじゃなくてリュウですって!」
俺に背後から声をかけて来たのは、佐村詩織(サムラ シオリ)さんだ。
詩織さんは俺より2歳年上の大学生で、黒髪・黒い瞳の超がつくほどの美人だ。ちなみにこのバイトを初めてからなにかと面倒をみてもらっている。
「気にしない!気にしない!
あっ、そう言えば…
はいっコレ!」
詩織さんはそう言って一つの箱を俺に手渡してきた。
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