disc 1 prolog

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「これは?」 「開けてみて!」 俺がゆっくり箱を開けると、そこには見たこともない石が埋め込まれた、銀の指輪が輝いていた。 「指輪…?」 「他に何に見えるのよ… ナガレ君今日誕生日でしょ! その指輪はね、すごーい力が宿ってるんだよ! それに今日はナガレ君は必ず不幸なことに巻き込まれるよ! 今日の黒魔術の占いでそうなったもん!」 そうだ… そういえば詩織さんはかなりのオカルト好きだった… てか俺、いきなり不幸宣告かよ… しばらくの間、俺は詩織さんとこんな何気ない会話を続けていた。
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