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「これは?」
「開けてみて!」
俺がゆっくり箱を開けると、そこには見たこともない石が埋め込まれた、銀の指輪が輝いていた。
「指輪…?」
「他に何に見えるのよ…
ナガレ君今日誕生日でしょ!
その指輪はね、すごーい力が宿ってるんだよ!
それに今日はナガレ君は必ず不幸なことに巻き込まれるよ!
今日の黒魔術の占いでそうなったもん!」
そうだ…
そういえば詩織さんはかなりのオカルト好きだった…
てか俺、いきなり不幸宣告かよ…
しばらくの間、俺は詩織さんとこんな何気ない会話を続けていた。
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